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            Forum     No.3 H16.11.09.

 

【人生の基本的スタンスについて】

1.自分はOKである。他人はOKである。

  精神的に健康。自分と他人の存在価値を同じように重要なもとして受容。

  問題、課題に正面から取り組む。建設的、現実的に解決できる。

  存在(実存)にもとづくOK、無条件の受容。

  → ものごとに正面から取り組む、現実的、臨機応変、好き嫌い、賛成反対をすっきり表現でき、実現性の高い目標設定ができる。

 

2.自分はOKでない、他人はOKである。

 他人と必要以上に比較し、自分の無力さを感じる。

 問題、課題に直面することを避ける。抑うつ体験、自殺へつながる。

  勝手に思い込んでいる。

 

3.自分はOKである。他人はOKでない。

  苦労や犠牲を強いられてきたと感じている人。自分が惨めなのは他人のせいと非難する。責任転嫁、他者破壊、ストーカー、変質的行動等。

 

4.自分はOKではない。他人はOKではない。 

  人生や社会に希望や関心を失ってしまった人。何をやってもどうしようもないさという感じ。統合失調症、自殺や殺人につながる。

 

一番目のOKは受容するという意味が含まれている。他のOKは自分の思い込み。人は状況のよってこの4つを巡っている。重要な問題に遭遇した時、自然にとる立場が、その人の一般的傾向の立場。

どの立場が好い悪いではなく、人それぞれ自分に特有な欲求や期待や感情を持っており、満たされた欲求や満たされなかった欲求も含めて、幼い頃の経験が、人生の基本的立場を決定する上で重要な役割を果たす。

 

【ストローク(存在認知)】

存在に対する刺激すべて。 認知飢餓―認められることへの飢え。

 

ストロークの種類

(1)身体的ストローク  乳幼児期 身体的刺激、おんぶ、タッチをする。

(2)非言語的ストローク 頭を下げる、手を振る、ジェスチャー、笑顔

(3)言語的ストローク   有難う、偉いね、挨拶。

 

・肯定的無条件なものストローク 「お父さんは坊やのこと大好きだよ」

  自分の存在に意味があるのだという気分、深いところで、個人の幸福感を高め、知的能力の発揮にもつながる。

・肯定的で条件付きのもの    「大人しくしていて、いい子だね」

・否定的で条件付きのもの    「弱い者いじめをする子は、嫌いだよ」

・否定的で無条件なもの     「出て行け」

 

  条件付きのストロークは躾のためには必要。一貫性があるもの。

 

アル中患者の調査 クロード・スタイナー

1.        受けとらない

2.        与えない

3.        要求しない

4.        拒否しないー無条件否定的

5.        自分に対してストロークしない

 

健康になるためにはこれと反対の事をすればいい。

ストローク くれない症候群 

専門職として、メンタルヘルスのために自分に対してストロークする。